category: メイク
DATE : 2007/03/20 (Tue)
DATE : 2007/03/20 (Tue)
中島美嘉さんのメイクを見て、
最初は眉毛の無さに違和感を感じましたが、
これもこれでいいなぁ、と思うようになりましたね。
ビューティー路線を追求する、
ゴールデンバランスなメイクばかりが、
美しいわけじゃない。
自分の好きな顔になること。
自分の好きなキャラクターに近づくこと。
そういうのも、メイクは可能にします。
極端な話をしてみると、
「目は大きい方がかわいい。」
「口角は上がっていた方が素敵だ。」
「眉は、きちんと整えるべきだ。」
「まつ毛はビューラーできちんと上げるべきだ。」
こういうのって、当たり前のことっていうか、
「基本でしょ!」というレベルのことです。
でも、こういう捉え方もできます。
目を大きくしないことで、東洋的な美しさを表現することが出来るし、
口角をわざと下げることで、
そういうちょっと硬そうな女風になることだって出来る。
眉を伸ばす事で、若々しさ、ナチュラル感を出すことも出来る。
まつ毛を下げたままにすれば、
どこかクラシックで退廃的な雰囲気を出す事が出来る。
これらは、結果論ではありません。
つまり、たまたまそうなっただけの話ではなく、
「狙ってそうするのも有り」というレベルの話です。
だから「手抜き」とは違います。
一番良くないのは、何も考えずにメイクすること。
「私は、こうなりたいから、皆とちょっと違う方法だけど、こうする!!」
というように「何のためにどうするか」を考えるのが大事なのです。
みんなが同じ顔を目指すのは、つまらないではないですか。
以前、サロンへいらっしゃったお客様で、こういう方がいらっしゃいました。
このメルマガの読者の方で、東京にお住まいなのですが、
札幌へ来た際にサロンへ立ち寄って下さいました。
その方が希望されたメイクは、次のようなメイクでした。
「私、スポーツ選手が試合を終えた後の、
あの上気したような感じの顔が好きなんです。」
つまり、頬が上気して少し赤味を帯びていて、
肌は少しテカリに似たようなツヤがあり、
目元、眉はほとんどナチュラルな感じ。
でも、個性的な雰囲気は少し加えたいとのこと。
ということで、その方には、透明のファンデーションをお勧めしました。
透明のファンデーションというのが、あるんです。
色素がまったく入っていない、無色透明のファンデーションです。
つまり、ツヤを与えるだけ。
普段は、リキッドファンデーションを薄めるために、
混ぜたりして使うのですが、
その方には、そのまま、使ってみました。
あとは、シミやソバカスをちょこっとコンシーラーで隠しただけ。
アイメイクは、上まぶたよりも下まぶたにポイントを置いて、個性的に。
普通なら、透明のファンデーションを使うということは、
あまり思いつかないと思います。
なぜなら、
「ファンデーションは肌色を整えるもの」という概念があるからです。
しかし、もっともっと頭を柔軟に。
そして、もっともっと自由な発想で。
例えばまず、何気なく毎日貴方がしているメイク。
ただの習慣になっていませんか?
何気なく、ファンデーションをいつも通り塗って。
何気なく、口紅をいつも通り塗って。
ちゃんと、楽しんでいますか?
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