やけ食いを抑えるツボ

ストレスがたまるとつい食べたくなるという人には
　　手のひらにある労宮（ろうきゅう）というツボへの刺激がオススメです


　労宮は、手のひらのほぼ中央、中指と薬指の間から
　親指の第一関節の長さ分下がったところにあります

　反対側の親指の腹で約10秒間押さえては放すと言った動作を
　左右2回ずつ繰り返します



　労宮は心包経という経路にあるツボで
　心臓の働きにかかわっています

　東洋医学では、心臓は“心”が宿る臓器で、精神の働きと密接な
　関係があると考えられています

　ストレスなどの精神作用は胃の働きに直接影響しますが
　労宮への刺激はストレスを解消して胃の働きを整え
　俗に「ヤケ食い」と言われるストレスからくる食欲を抑える効果があります

空腹を抑えるツボ

はこめかみの上部にある頭維（ずい）をご紹介します

　頭維は耳の前にある「もみあげ」の前から真上に伸ばした線上で
　前髪の生えぎわから指幅1本分入ったところにあります


　押さえやすい指で片方ずつあるいは左右同時に息を吐きながら
　押さえて、吸いながら放すといった動作を
　7回～8回繰り返します


　場所がよく分からない場合はこめかみのやや上あたりに
　押してみると痛い場所があります

　そこが頭維になります



　この頭維は食欲を抑えるのに効果的なツボでもあり
　また脳の疲労を回復させ、精神をリラックスさせるツボとして
　知られています

　頭維を刺激すると心が落ち着いて空腹感も和らぎます


　頭維は胃経という経路（東洋医学でいう生命エネルギーの通り道）
　の末端にあたるツボです
　胃の働きを抑え過度の食欲を抑える効果もあります