category: メイク
DATE : 2007/03/21 (Wed)
DATE : 2007/03/21 (Wed)
今日は「口元の質感いろいろ」の話。
口紅が1色しか持っていなくても、
グロスを一本しか持っていなくても、
ちょっとした工夫で口元の感じは美人・キレイになります。
メイクの仕上がりは、化粧品で決まるのではありません。
その化粧品の使い方によって、決まるのです!!
さて、例えばここに一本のピンク系口紅があったとします。
この口紅、他の色を混ぜる事なく、仕上がりのパターンを
いくつか変えてみましょう。
◎スティックをそのまま唇に当てて塗る。
→平面的な唇に仕上がるので、クールな感じ、
冷たい印象になる傾向があります。
◎リップブラシに口紅をたっぷりとって、
厚みを持たせて塗る。
→立体的な唇に仕上がるので、ふっくら女性らしい感じ、
色っぽさが出てきます。
口紅の色もしっかり発色されます。
唇がもともと薄い方にお勧めです。
◎リップブラシに口紅を少量とって、
唇に刷り込むように塗る。
→もともとの唇の肉感が残るので、
もともとの唇の色がそういうピンク系
であるかのように見えます。
◎リップブラシに口紅をたっぷりとって、
唇の中心のみに塗ってから、
一度リップブラシをティッシュで拭き取り、
そのリップブラシで、
唇の中央にある口紅を輪郭まで伸ばしていく。
→輪郭が自然にぼけるので、
この塗り方も立体感が出てきます。
また、時間がたっても滲みにくい塗り方でもあります。
唇がもともと厚めの方にお勧めです。
◎リップブラシに口紅をたっぷりとって、
厚みを持たせて塗ってから、ティッシュでしっかり押さえる。
→ツヤ感が押さえられてマットな感じになり、
落ち着いた印象に。
「色付きグロスしか持っていないけど、
今日はツヤツヤは避けたい!」
という時にも使えるテクニック。
このようにして、口紅1本でも、
塗り方には様々なパターンがあります。
そして、これはもちろんファンデーションやアイシャドウ、
チークにも言えることなのです。
例えば・・・カバー力のある固形クリームファンデーション。
これを指でしっかり、肌のキメを埋めるように
塗って行けば、地肌をひとかけらも透けさせない、
完璧陶器肌の出来上がりです。
しかし、この固形クリームファンデーションを、
スポンジに少量ずつ取りながら、
パッティングするように薄く塗ると、あら不思議・・・。
地肌が半分透けて見えるような、
素肌感たっぷりのナチュラル肌に。
例えば・・・いつも使っているアイシャドウだって、
ブラシで塗れば薄く広がるのに、チップで塗ると、
一気に発色が良くなって濃く付いてくれます。
例えば・・・いつも使っているチークだって、
そのまま塗るのではなくて、チークの前に一度
フェイスパウダーをたっぷり頬に付けてからチークをのせ、
その後に、フェイスブラシで、余分なフェイスパウダー
とチークを払うようにすれば、発色具合がとっても自然に。
例えば・・・いつも使っているマスカラ。
いつもは左右にグリグリ降りながらしっかり塗っているのを、
スッ スッ と手早く、左右にグリグリ降ることなく、
根元から毛先に抜くように塗るだけで、
マスカラの付き具合が変わり、
まつ毛の雰囲気が変わるものです。
とにかく、メイクの仕上がりは化粧品の質だけが
左右するのではなく、化粧品の「使い方」が、
美人・キレイなメイクに本当はとても大事なんです。
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category: メイク
DATE : 2007/03/20 (Tue)
DATE : 2007/03/20 (Tue)
中島美嘉さんのメイクを見て、
最初は眉毛の無さに違和感を感じましたが、
これもこれでいいなぁ、と思うようになりましたね。
ビューティー路線を追求する、
ゴールデンバランスなメイクばかりが、
美しいわけじゃない。
自分の好きな顔になること。
自分の好きなキャラクターに近づくこと。
そういうのも、メイクは可能にします。
極端な話をしてみると、
「目は大きい方がかわいい。」
「口角は上がっていた方が素敵だ。」
「眉は、きちんと整えるべきだ。」
「まつ毛はビューラーできちんと上げるべきだ。」
こういうのって、当たり前のことっていうか、
「基本でしょ!」というレベルのことです。
でも、こういう捉え方もできます。
目を大きくしないことで、東洋的な美しさを表現することが出来るし、
口角をわざと下げることで、
そういうちょっと硬そうな女風になることだって出来る。
眉を伸ばす事で、若々しさ、ナチュラル感を出すことも出来る。
まつ毛を下げたままにすれば、
どこかクラシックで退廃的な雰囲気を出す事が出来る。
これらは、結果論ではありません。
つまり、たまたまそうなっただけの話ではなく、
「狙ってそうするのも有り」というレベルの話です。
だから「手抜き」とは違います。
一番良くないのは、何も考えずにメイクすること。
「私は、こうなりたいから、皆とちょっと違う方法だけど、こうする!!」
というように「何のためにどうするか」を考えるのが大事なのです。
みんなが同じ顔を目指すのは、つまらないではないですか。
以前、サロンへいらっしゃったお客様で、こういう方がいらっしゃいました。
このメルマガの読者の方で、東京にお住まいなのですが、
札幌へ来た際にサロンへ立ち寄って下さいました。
その方が希望されたメイクは、次のようなメイクでした。
「私、スポーツ選手が試合を終えた後の、
あの上気したような感じの顔が好きなんです。」
つまり、頬が上気して少し赤味を帯びていて、
肌は少しテカリに似たようなツヤがあり、
目元、眉はほとんどナチュラルな感じ。
でも、個性的な雰囲気は少し加えたいとのこと。
ということで、その方には、透明のファンデーションをお勧めしました。
透明のファンデーションというのが、あるんです。
色素がまったく入っていない、無色透明のファンデーションです。
つまり、ツヤを与えるだけ。
普段は、リキッドファンデーションを薄めるために、
混ぜたりして使うのですが、
その方には、そのまま、使ってみました。
あとは、シミやソバカスをちょこっとコンシーラーで隠しただけ。
アイメイクは、上まぶたよりも下まぶたにポイントを置いて、個性的に。
普通なら、透明のファンデーションを使うということは、
あまり思いつかないと思います。
なぜなら、
「ファンデーションは肌色を整えるもの」という概念があるからです。
しかし、もっともっと頭を柔軟に。
そして、もっともっと自由な発想で。
例えばまず、何気なく毎日貴方がしているメイク。
ただの習慣になっていませんか?
何気なく、ファンデーションをいつも通り塗って。
何気なく、口紅をいつも通り塗って。
ちゃんと、楽しんでいますか?
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