DATE : 2006/12/11 (Mon)
オリーブ油や、紅花油に多く含まれるオレイン酸は
不飽和脂肪酸の中でも一価不飽和脂肪酸のグループに入ります。
リノール酸が取りすぎると善玉コレステロールも減らしてしまうのに対し、
オレイン酸は取りすぎても善玉コレステロールを減らしません。
LDLコレステロールの酸化を防ぐ働きがあります。
しかし、身体にいいとは言え油ですので大さじ1杯で80カロリーあります。
ナッツ類やアボガドにも多く含まれます。
【善玉コレステロール】
善玉コレステロールは、リン脂質が多い「高密度リポタンパク」
という物質であり、血管の余分なコレステロールを
肝臓に運び回収することで掃除を行い、動脈硬化を予防する。
【悪玉コレステロール】
活性酸素の影響で変性悪玉コレステロールに変化し、
血管を傷つけ、その傷を治そうとして血小板が集まり、
かさぶた状態になる。これが血栓で、
血栓は血管を細くして血液の流れを悪くする。
これを繰り返すと血管はぼろぼろになって、動脈硬化になる。
コレステロールは体内の脂肪の一種であり、
体内のコレステロールそのものに、良い悪いがあるわけではない。
善玉、悪玉ともに必要な成分であり、そのバランスが重要である。
ただ、肉中心に食生活が変わり、
悪玉コレステロールが過多になる傾向があり、
その結果動脈硬化の危険性が高まっている。